伊勢と言えば、伊勢神宮。
それはこれまでも、これからも、
変わらないことなのかもしれません。

約2000年以上の歴史をもつ伊勢神宮は日本人なら誰でも聞いたことがある場所。 江戸時代には「お蔭参り」として伊勢神宮参拝がブームになり、ピークには年間500万人が伊勢神宮を参拝した歴史があるそうです。
20年に一度行われる式年遷宮には、今でも多くの人が参拝に訪れ、前回の2013年には1400万人もの参拝者を記録したそう。

身が引き締まる、朝のお伊勢参り

朝、まだ誰もいない時間帯に伊勢神宮を参拝するのも、 すっと身が引き締まる思いがします。 伊勢に宿泊することを選ばなければ体験できない、なんとも贅沢な時間です。

もっと深く伊勢神宮を知る

ガイドさんと一緒に参拝し、より深く伊勢神宮について知るのも面白い。
現在は内宮への参拝者の数が多いけど、昔は外宮のほうが多かった。それはなぜ? 赤福のモチーフとなったものが伊勢神宮にあります。それはなに? 伊勢神宮についてちょっとしたトリビアを知れるのも、ガイドさんと一緒に回る醍醐味です。

古来より、多くの人を魅了する日本最強のパワースポットである理由は、行けば体感するものだと思います。

そして、伊勢には飲食店があまりないという噂も聞きました。

「伊勢は夜お店がなかなか空いていない」
これも伊勢を訪ねる前に聞いたことです。 伊勢を知る前はそうなのだろうと鵜呑みにしていました。 実際に、外宮参道やおかげ横丁は夕方にはお店が閉まってしまいます。

伊勢には「食」を通じて出会う伊勢の人々の温かさがある。
それこそが伊勢の魅力。

でも、この土地にホテルをオープンさせていただけると決まってから、ホテルを開業する準備で伊勢を訪れると、伊勢神宮だけではない、伊勢の魅力がたくさん見えてきました。

小さい町だけど、小さい町だからこそのパワーがあります。垣間見える、人と人の温かい繋がり。お店だって、ちゃんと灯りをともして、お客さんを迎え入れています。

  • 河崎エリアのおすすめ過ごし方を丁寧に教えてくれたバーの店長さん。
  • 満席のお店の店長さんが、「ごめんね~満席で。近くで行くならここがいいよ!うちの紹介だって言って!」と別のお店をお外に出て紹介してくれる。
  • 地元の若い子たちの行きつけスポットや学生時代の思い出のお店を一生懸命教えてくれたお姉さん。
  • 「伊勢っぽいお酒がほしい」という無茶ぶりに、最高のTHE伊勢カクテルを作ってくれたマスター。
  • おすすめのお店を一生懸命思い出してくれたお菓子屋さんの店主のご夫婦。

伊勢のお店をひとつひとつ訪ねていくと、美味しいお酒、美味しいお料理だけではなくて、伊勢に住む人のあたたかさに触れることがとても多くありました。

ガイドブックやSNSには載ることはないかもしれない。
でも、旅の醍醐味である「食」を通じて出会う伊勢の人々の温かさこそが、最高の魅力だと思っています。

伊勢にあるべきホテルの役目。
伊勢でしかできない体験を伝えたい。

ホテルは泊まる場所を提供するのが役目だと思われがちですが、
「せっかく来たのならたくさん出かけで、この土地でしかできない体験をしてほしい」
― その提案ができるのも、ホテルの役目だと私は強く信じています。

あなたがまだ知らない伊勢が絶対にある。
そう確信しています。
私たちがそうであったように、あなただけの魅力を見つけてほしい。

旅する人に、まだ知らない伊勢に触れ、
小さな発見と思い出を持って帰路についてもらえるように。

「まだ知らない伊勢にふれる」

EN HOTEL Ise
ブランドプロデューサー S.A