秋田を旅する入り口は、
ホテルの中にあります。

旅の始まりには、その土地と出会う“入口”があります。 EN HOTEL Akita は、単なる宿泊の場ではなく、秋田のあたたかさに触れる最初の場所でありたいと願っています。

エントランスを抜けてロビーに入ると、目に入るのはスタッフ手描きの黒板マップ。 地元で親しまれる飲食店や小さな見どころを、やわらかな線と色で紹介したこのマップは、旅の計画に加えたくなるような、ちょっとした発見をお届けします。 地図に描かれているのは、観光ガイドには載らないかもしれないけれど、秋田らしさがにじむ場所ばかり。路地裏の小料理屋、冗談を交わす店主、季節の肴が並ぶカウンター。 人と街がつながる、そんな“きっかけ”をそっと添えています。

ホテルの周辺には、旭川沿いに「川反(かわばた)」の街並みが広がります。 かつて料亭や芸者文化で栄えたこのエリアは、今もなお、夜になると人々の語らいと笑顔が灯る場所。川面を照らすネオンの向こうには、旅人を迎えるように暖簾を掲げた店が並びます。

観光地では味わえない、日常と隣り合ったこの空気こそが、秋田の旅の醍醐味かもしれません。 館内のエレベーターホールには、角館の桜並木、竿燈まつり、なまはげなど、秋田を象徴する文化や風景をモチーフにしたアートが設えられています。 移ろう季節とともに生きる秋田の美しさを、ホテルの中でも感じていただけるように。そんな想いを込めた空間です。

朝には、地元の素材を活かしたやさしい味わいの朝食をご用意しています。 おしゃれじゃないかもしれません。でも、秋田ならではの、あたたかく素朴な料理で一日を始めていただけたらと思います。 EN HOTEL Akita は、華やかな観光地ではないからこそ出会える、 人のやさしさ、街の余白、そして土地の空気を大切にした“滞在の余韻”をお届けします。

ここでのひとときが、秋田という場所とあなた自身との関係を、
少しだけ深く、少しだけあたたかくしてくれる──
そんな旅の入口になれたらと、私たちは願っています。